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I/Oロック

I/Oの出力を制限する範囲の設定を行います。

出力信号をON/OFFするロボットプログラムを動作確認する際、実際に外部機器とI/Oによって繋がっており、ロボットコントローラの出力信号が変化すると、繋がっている外部機器に影響がある場合に使用します。I/O ロックを行うことによって、ロボットプログラムの中で出力信号をON/OFFしても、その情報は一時記憶領域に記憶されるだけで、外部機器からみると、ロボットコントローラの出力信号は変化しません。

設定の種類と禁止範囲

すべて許可 I/Oの出力制限はなく、すべて出力されます。
汎用出力禁止 汎用出力として使用できるポートの出力をすべて禁止します。
専用出力禁止 専用出力として使用できるポートの出力をすべて禁止します。ただし、ポート16は禁止できません。
すべて出力禁止 ポート16を除くすべての出力を禁止します。

工場出荷時は"すべて許可"に設定されています。

  • I/O ロックの設定は電源を切っても記憶しています。実際に設備を稼働する際など、出力を禁止する必要が無くなった場合は、"すべて許可"に設定してください。
  • 出力禁止に設定している状態から"全て許可"に設定を変更すると、一時記憶領域に記憶されていた出力状態が、実際のI/O信号に出力されます。従って外部機器に影響がないことを確認後に設定を変更してください。

出力を禁止している状態から、別の出力禁止の設定することはできません。例えば、"汎用出力禁止"の状態から"専用出力禁止"に設定することはできません。一旦、"すべて許可"にする必要があります。

操作方法

ティーチングペンダントの、I/Oの補助機能メニューで操作を行います。

詳細は、ティーチングペンダント操作ガイドの「I/Oの補助機能メニューの表示」を参照してください。

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