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ラジオボタンの作成例
ラジオボタンは後述の部品グループでグループ化することで同一グループ内のラジオボタン間での排他を実現する部品です。ボタンと同様に押されたイベント,離されたイベントそれぞれに対して動作を記述することができます。ランプ,チェックボックスと同様にON/OFF状態はパラメータ(state)でアクセスすることが可能です。
ラジオボタン作成の例
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ラジオボタン3個で排他処理を行う例を示します。PanelDesignerでラジオボタン3個とグループ1個を配置します。
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すべてのラジオボタンのパラメータ(group)を配置した部品グループのグループ番号(group)に設定してください。(今回は0に設定)これでラジオボタンの排他が実現できます。
3 ラジオボタンイベント記述
ラジオボタンの持つイベントはボタンと同様にClicked,Releasedを持ちますのでそれぞれについて処理を記述することができます。
4 ラジオボタンパラメータ変更
ラジオボタンはボタン,ラベルと同様のパラメータを持ちます。
ここでは同一画面上のボタンが押されたときに,ラジオボタンの状態(ON/OFF)をIO[24]~IO[26]に出力し,RB1が選択されていたらF[10]の値を,RB2が選択されていたらF[11]の値を,RB3が選択されていたらF[12]の値を同一画面上の数値入力ボックスに格納する例を記述します。
まずそれぞれの部品を配置します。
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次に,ボタンが押されたときの処理(PB1,Clickedを選択)を記述します。
ラジオボタンの状態はstateパラメータで取得し,IF文で分岐をする処理は以下のとおりです。
If RB1.State = 1 Then
IO[24] = NB1.Value = F[10]
Elseif RB2.State=1 Then
IO[25] = 1
NB1.Value = F[11]
Elseif RB3.State=1 Then
IO[26] = 1
NB1.Value = F[12]
End if
これをコントローラに転送することで上記の機能を実現できます。
関連項目
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