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デッドマンスイッチ

ティーチングペンダント、 ミニペンダントには、デッドマンスイッチが装備されています。

デッドマンスイッチの機能は、ティーチングペンダントやミニペンダントを使ってロボットを操作している際、予期しない心神喪失、死亡などによって正常な運転ができなくなった場合、自動的かつ安全にロボットを停止させることです。

操作者がこのような状態に陥ったとき、このスイッチを押す力は、非常に弱くなるか、あるいは強くなるかのいずれかです。デットマンスイッチは、次の3つの操作状態を認識できるように設計された3ポジションスイッチです。

  1. 押していないか、押す力が弱いとき → スイッチはOFF
  2. 押す力が正常なとき → スイッチはON
  3. 押す力が強すぎるとき → スイッチはOFF

スイッチがONのとき以外は、ロボットは停止し、ロボットを操作することはできません。

同様にモータON、プログラム起動時にも、デッドマンスイッチの押下が必要です。

手動、ティーチチェックモードではデッドマンスイッチを離した時モータOFFします。

手動、ティーチチェックモードではデッドマンスイッチ押下時、モータONします。

デッドマン押下時にモータONしたくない場合は、[F6 設定]-[F3 ペンダントと操作盤]-[F7 デッドマンSW連動機能]のモータ電源連動をOFFしてください。

デッドマンスイッチは、イネーブルスイッチとも呼ばれます。

次のいずれかの操作にはデッドマンスイッチの押下が必要です

  1. 手動モードで、移動方向キーを押して手動動作させる時。
  2. ティーチチェックモードで、プログラムをサイクル起動またはステップ送りする時。
  3. 手動モード、ティーチチェックモードでモータ電源を入れる時。

粘着テープなどを使って、デッドマンスイッチを押下した状態に固定しないでください。手動モードで操作中、必要なときロボットを停止できなくなり、非常に危険です。

デッドマンスイッチを押したまま、手動モードからティーチチェックモード、およびティーチチェックモードから手動モードに切替えた場合、モータ電源はOFFになりません。(Ver.1.13.*以降)

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