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ID : 1424

専用入出力信号の使用例

専用入出力信号を使って起動、停止を行なう例を以下に説明します。

設備例

ここでは、下図に示すようにPLCを介してロボットコントローラと接続された外部の設備操作盤を操作することにより、ロボットに作業を行なわせる設備を想定します。設備操作盤には、下表に示すような表示器・ランプ・スイッチがあるものと想定します。

ロボットを使った設備例

設備操作盤の機能例

分 類 部 品 用 途
表示部 表示部 「ロボット準備OK」等のメッセージを表示
ランプ ①自動運転ランプ
  • 自動運転中のとき点灯
  • 自動運転していないとき消灯
②ロボット外部起動可能ランプ
  • 「運転準備完了」出力信号がONのとき点灯
  • 「運転準備完了」出力信号がOFFのとき消灯
③運転可ランプ
  • 自動イネーブルONのとき点灯
  • 自動イネーブルOFFのとき消灯
④ロボット作業原点ランプ
  • ロボットが作業原点にあるとき点灯
  • ロボットが作業原点にないとき消灯 (汎用出力のどれかをロボット作業原点用に割振り、ロボットが作業原点にあるときONするようにプログラムを組んでおく)

スイッチ

①ロボット準備ボタン ロボットの立ち上げを開始させる
②自動スタートボタン 設備の運転を開始させる
③サイクル停止ボタン 設備を1サイクル作業終了後停止させる
④運転/調整切替スイッチ
  • 「運転」を選択するとロボットの自動運転可能
  • 「調整」を選択するとロボットの手動動作・ティーチチェック可能

実際の設備においては、非常停止・インタロックなどのための機能が必要となりますが、ここでは説明に必要なもののみ記述して、他は省略します。

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