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メカエンド変更
VS-***シリーズロボットは第1軸、第2軸、第3軸のメカエンドを変更できます。
次の3つのメカエンドを変更した場合、RANG値の変更が必要な場合があります。
- 第1軸正方向
- 第2軸負方向
- 第3軸正方向
CALSETを行う場合、メカエンド変更部品を取り外し、変更前のメカエンドまでロボットを移動できる場合はRANG値の変更は不要ですが、それができない場合(変更前のメカエンドまでロボットを移動する際、周りの設備に干渉してしまうなど)はRANG値の変更が必要です。RANG値を変更後はRANG値、CALSET値ともにバックアップしてください。
CALSETについては「CALSET」を、RANG値については「RANG値の変更」を参照してください。
メカエンド変更時の注意点
- メカエンドを変更する場合、お客様のご使用状況にあわせ、本書を参考にメカストッパを設計・製作してください。
- メカストッパを取り付けてメカエンドを変更した場合、ロボット操作時にメカストッパと接触しないように必ずソフトウェアリミットを変更して使用してください。
- メカストッパにロボットが衝突した場合は、ロボットが損傷している場合がありますので、使用前に、弊社サービスに点検・修理を依頼してください。また、お客様が設計・製作されたメカストッパが損傷している場合がありますので、メカストッパは再使用せず、再製作したものに交換してロボットを使用してください。
- メカストッパの取付けによる質量増加分がロボットの可搬質量に影響を与える場合があります。
- メカストッパに起因するロボットの故障は、保証の適用から除外されます。
本書にはメカストッパの参考図を掲載しておりません。詳細は弊社営業にお問い合わせください。
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