WORK  (ステートメント)


ユーザ座標系を宣言します。


WORK <ユーザ座標系番号>,<ポジション型>[,<属性>]


<ポジション型>で示されるポジション型変数に代入したユーザ座標を、<ユーザ座標系番号>で示されるユーザ座標系として宣言します。
ユーザ座標系番号には、1~7が使用できます。
<属性>ではワーク座標に属性を付加します。(0:標準、1:固定工具)省略時は0が入力されます。(Ver.3.0以降)



  • ワーク座標のX,Y,Z要素にロボットの作業エリアを超える値を設定した場合、数値処理の桁落ちにより、ロボットの位置ずれが発生する場合があります。ワーク座標のX,Y,Z要素はロボットの作業エリア内の値を用いてください。
  • このコマンドにより変更される値は、電源が入っている限り値を保持します。電源が切れても値を保持したい場合は使用条件の「TOOL・WORK 復帰条件」を設定変更してください。
  • 現在選択されている番号のワーク座標系の値を「WORK」コマンドで変更しても、ロボットのワーク座標系は変更されません。「CHANGEWORK」で再度選択してください。


6軸
DEFINT li1, li2
WORK 1, P1
'ユーザ座標系番号1に、ポジション型変数番号2に代
'入した座標を、ユーザ座標系として宣言します。
WORK li1, P[li2]
'li1で示されるユーザ座標系番号に、li2で示される
'ポジション型変数に代入した座標を、ユーザ座標系
'として宣言します。
WORK li1, (100, 100, 50, 0, 0, 90)
WORK li1, P[li2], 1
'ワーク座標系li1にP[li2]を固定工具の
'ワーク座標として設定します。
WORK li1, (100, 100, 50, 0, 0, 90) , 1
'ワーク座標系li1に固定工具の
'ワーク座標を設定します。

4軸
DEFINT li1, li2
WORK 1, P1
'ユーザ座標系番号1に、ポジション型変数番号2に代
'入した座標を、ユーザ座標系として宣言します。
WORK li1, P[li2]
'li1で示されるユーザ座標系番号に、li2で示される
'ポジション型変数に代入した座標を、ユーザ座標系
'として宣言します。
WORK li1, (100, 100, 50, 0)
WORK li1, P[li2], 1
'ワーク座標系li1にP[li2]を固定工具の
'ワーク座標として設定します。
WORK li1, (100, 100, 50, 90) , 1
'ワーク座標系li1に固定工具のワーク座標を設定します。