SetCollisionLevel  (ライブラリ)  【Ver.2.61 以降】


指定した軸の衝突検出レベルを設定します。


SetCollisionLevel(<軸番号, レベル>)


指定した軸の衝突検出レベルを設定します。標準レベルは100です。レベルを小さく設定した場合、衝突検出感度が高くなります。レベルを大きく設定した場合、衝突検出感度が低くなります。


<pacman.h>ファイルが必要です。



  • 軸番号は、ロボット軸を指定してください。ロボット軸以外を指定した場合、「指定軸が範囲外です」のエラーが表示されます。
  • 標準レベルは通常作業時に衝突誤検出しないレベルになります。ロボットの負荷設定値を正しく設定していただくと、レベルを小さくし、衝突検出感度を上げることができます。
  • 衝突を誤検出する場合、レベルを大きくし、衝突検出感度を下げてください。
  • 衝突検出機能は下記のコントローラバージョンで機能します。
    下記コントローラバージョンより古いプロジェクトデータをご使用する場合はプログラミングマニュアルⅠの「衝突検出機能」を参照してください。
    • VS-G シリーズ:Ver.2.61 以降
    • VS-***シリーズ:Ver.3.20 以降
    • VM-G、VP-G シリーズ:Ver.2.70 以降
    • HM-G、HS-G シリーズ:Ver.2.80 以降
  • 衝突検出機能は旧エンジンボードでは機能しません。


TAKEARM
'ロボット制御権を取得します。
CALL SetCollisionJnt(3)
'3軸の衝突検出を有効にします。
CALL SetCollisionLevel(3,80)
'3軸の衝突検出レベルを80に設定します。
MOVE P, P1,P2
'3軸の衝突検出が敏感な状態でP1点から
'P2点へPTP移動します。
CALL SetCollisionLevel(3,120)
'3軸の衝突検出レベルを120に設定します。
MOVE P, P2,P3
'3軸の衝突検出が鈍い状態でP2点から
'P3点へPTP移動します。