FIGAPRL  (関数)


CP動作可能なアプローチ位置と基準位置の形態を計算します。


FIGAPRL(<基準位置>, <アプローチ長>)


<基準位置>は、ポジション型のみ使用できます。
6軸
<基準位置>からハンド座標系の-Z軸方向へ<アプローチ長>分離れた位置(アプローチ位置)から<基準位置>へCP動作可能な<基準位置>の形態を計算します。
アプローチ位置から<基準位置>へCP動作可能な形態は、以下の順位で移動可能となるまで自動探査します。
  1. <基準位置>の形態(<基準位置>の形態が不定の場合は現在の形態)
  2. 手首形態(フリップ―ノンフリップ)を入れ替える。
  3. 手首形態ノンフリップでひじ形態(アバッブ―ビロー)を入れ替える。
  4. 手首形態をフリップにする。
  5. ひじ形態アバッブ、手首形態ノンフリップで腕形態(レフティー―ライティー)を入れ替える。
  6. 手首形態をフリップにする。
  7. ひじ形態ビロー、手首形態ノンフリップにする。
  8. 手首形態をフリップにする。
8番目の探索でも移動不可能な場合は、エラー6070番台(J*ソフトリミット  オーバ)を発生します。この場合は、現在位置またはアプローチ長を変えるなどの処置を行なってください。
4軸
<基準位置>からベース座標系の+Z軸方向へ<アプローチ長>分離れた位置(アプローチ位置)から<基準位置>へCP動作可能な<基準位置>の形態を計算します。
アプローチ位置から<基準位置>へCP動作可能な形態は、以下の順位で移動可能となるまで自動探査します。
  1. <基準位置>の形態(<基準位置>の形態が不定の場合は現在の形態)



  • FIGAPRLは、アプローチ後の移動動作がCP動作の場合に使用してください。PTP動作の場合はFIGAPRPを使用してください。
  • FIGAPRLで使用する<基準位置>、アプローチ長は、APPROACH動作時に指定する<基準位置>、アプローチ長と同一にしてください。<基準位置>、アプローチ長が異なる場合は、アプローチ後のCP動作時に6070番台のエラーが発生する場合があります。
  • FIGAPRLにて形態を求めた場合でも、アプローチ後のCP動作でエラー6080番台(指令速度制限オーバ)を発生し、停止することがあります。この場合、スピードを落とすか、最適可搬質量設定モード(p. 4-8「4.6 最適可搬質量設定機能」 参照)を、2または3にしてください。それでもエラーが発生する場合は、アプローチ長を調整してください。


一般
I1=FIGAPRL(P1, 100.0)
LETF P1=I1
APPROACH P, P1, 100.0
MOVE L, P1

6軸
I1=FIGAPRL(P1 + (100, 200, 0, 0, 10, 0), 100)
LETF P1=I1
APPROACH P, P1, 100.0
MOVE L, P1

4軸
I1=FIGAPRL(P1 + (100, 200, 0, 0), 100)
LETF P1=I1
APPROACH P, P1, 100.0
MOVE L, P1