SetHighPathAccuracy  (ライブラリ)  【Ver.2.61 以降】


CP動作(直線、円弧、自由曲線)時の動作軌跡を向上する高軌跡制御機能に移行します。


SetHighPathAccuracy


(1)高軌跡制御機能では、動作軌跡を向上させて動作させることができます。
(2)SetHighPathAccuracy直後の動作命令より、高軌跡制御機能が有効となり、
  ResetHighPathAccuracyで高軌跡制御機能が解除されます。


<pacman.h>ファイルが必要です。



  • 動作軌跡を向上させたい動作のみ、高軌跡制御機能を有効にしてください。
  • 動作条件、負荷条件によっては振動しながらの動作になる場合があります。その場合、速度や加速度を下げたり、機能を無効にしたりして下さい。
  • コントローラ電源オフまたはモーターオフで高軌跡制御機能は無効になります。
  • 付加軸オプションの軸(7,8軸)には対応していません。
  • 力制限機能有効時には高軌跡制御機能を有効にすることはできません。エラーが発生します。
  • 動作中(パス動作中など)に高軌跡制御機能を有効にすることはできません。
  • 負荷設定(先端負荷質量、先端負荷重心位置など)を正確に設定してください。正確に設定されてない場合、精度が向上しない原因となります。
  • 高軌跡制御機能は旧エンジンボードでは機能しません。


PROGRAM PRO1
TAKEARM
'アームグループの制御権を取得します。
MOVE P, @E P1
'P1へPTP動作で移動します。
CALL SetHighPathAccuracy
'高軌跡制御機能を有効にします。
MOVE S, 5
'軌道番号5を自由曲線動作で高軌跡移動します。
CALL ResetHighPathAccuracy
'高軌跡制御機能を無効にします。
MOVE P, @0 P5
'P4からP5へPTP動作で移動します。
END
'プログラム終了します。