dioConstantDistanceIoOut  (ライブラリ)  【Ver.3.0以降】


軸が一定の角度(Z軸、直動軸などは距離)、動作する度にI/Oの出力状態を反転します


dioConstantDistanceIoOut(<検出周期>)


あらかじめ各軸の角度(距離)とI/O出力ポート番号を設定しておき、<検出周期>を1以上にしてこのライブラリを実行すると、設定した角度(距離)分、動作する度に設定したI/O出力ポートの出力状態を反転します。
<検出周期>を0にしてこのライブラリを実行すると、I/Oの出力状態を反転しなくなります。
角度(距離)とI/O出力ポート番号の設定は、各軸毎に設定できます。
ティーチングペンダントまたはWINCAPSⅢで行います。
  • 操作経路:ティーチングペンダント
    [F4 I/O]-[F6 補助機能]-[F1 ハード設定]
  • 操作経路:WINCAPSⅢ
    「プロジェクト」メニューから「パラメータ」を選択し、「I/O」タブをクリックします。
項目
No.注1
パラメータ名称
説明
1軸から8軸のI/O出力ポート番号
85
位置出力 出力IO番号(J1)
出力I/Oのポート番号を入力してください。
86
位置出力 出力IO番号(J2)
91
位置出力 出力IO番号(J7)
92
位置出力 出力IO番号(J8)
1軸から8軸の角度(距離)
93
位置出力 検出角度(J1 deg*10^5)
指定の角度に100000を掛算した値を入力してください。0にすると、その軸の出力I/Oポートは反転しません。
94
位置出力 検出角度(J2 deg*10^5)
99
位置出力 検出角度(J7 deg*10^5)
100
位置出力 検出角度(J8 deg*10^5)

注1:WINCAPSⅢでは1足した番号になります。
<検出周期>に設定した値は下記計算式により実際の周期に換算し、その周期で各軸の角度(距離)を検出します。
また、<検出周期>の設定範囲は0~32です。
周期 = 250μsec × <検出周期>


<pacman.h>ファイルが必要です。


<検出周期>を1以上にしてこのライブラリを実行すると、設定したI/O出力ポートをOFFにしてから検出を開始します。
この機能はオプションです。機能ライセンスを購入してください。


TAKEARM
DRIVEA @E (4,-180)
'4軸を初期位置に戻します。
CALL dioConstantDistanceIoOut(1)
'検出開始(250usec周期)
DRIVEA @E (4,180)
'4軸を360度動作させます。
CALL dioConstantDistanceIoOut(0)
'検出停止