RND  (関数)  【SLIM準拠】


0以上1以下の乱数を発生します。


RND (<数式>)


<数式>の値により、下表に示すように処理します。
<数式>は整数値を取ります。実数値を入れた場合、切り捨てが行なわれ整数に変換されます。
数式の値
処    理
数式 < 0
<数式>を乱数のシード値とします。シード値が同じであれば、RND関数の戻り値は常に同一値です。
数式 = 0
直前に発生した乱数を発生します。ロボットコントローラの電源投入後、一度も乱数を発生していない場合は、0を返します。
数式 > 0
乱数系列の次の乱数を発生します。

Rnd 関数は 0 以上、1 未満の範囲の値を返します。引数の値によって、Rnd 関数が返す乱数が決まります。初期シード値が変わらない限り、一連の Rnd 関数が返す乱数系列は同じになります。これは、連続する各 Rnd 関数が乱数系列の中の直前の乱数をシード値として、次の乱数をそれぞれ生成するためです。
乱数のシード値が同一の場合、その後得られる乱数系列は同一の系列となります。毎回違った系列を得たい場合には、シード値としてTIMER関数の戻り値などを使ってください。


DIM array(10) As Single
array(0) = RND(-TIMER)
'乱数のシード値をTIMER関数で与えます。
FOR I1 = 1 TO 9
array(I1) = RND(1)
'乱数を得ます。
NEXT I1